シリュスデゼーグル(Cirrus des Aigles) まとめ
こんにちは、湊柚子です。
私の最も好きな馬であるジェンティルドンナ。そのジェンティルドンナが負かした馬の中で、オルフェーヴルに並ぶくらいの実力と実績を兼ね備えるのがシリュスデゼーグル(Cirrus des Aigles)です。
デビューから引退まで、集められる限りのデータや勝利レースの動画などを掲載しています。
【品種】サラブレッド
【性別】牡
【毛色】鹿毛
【生年月日】2006年5月8日
【血統】別欄参照
【調教師】コリーヌ・バランド=バルブ(仏国)
【馬主】Jean-Claude-Alain Dupouy
【生産】Y.Lelimouzin & B.Deschamps
【総賞金】6,179,490£(1£=154.70円/955,967,103.00円)
【成績】67戦22勝(重賞17勝)
☆血統
☆戦績
☆勝利レース動画(G1のみ)
英チャンピオンステークス(G1)
ドバイシーマクラシック(G1)
'12 ガネー賞(G1)
'14 ガネー賞(G1)
'14 イスパーン賞(G1)
'14 コロネーションカップ(G1)
'15 ガネー賞(G1)
☆シリュスデゼーグルの凄さ
私が初めてシリュスデゼーグルを知ったのは、冒頭でも述べたジェンティルドンナとの1戦、2014年ドバイシーマクラシック(G1)。このレースは、ジェンティルドンナが直線で進路を無くしたにも関わらず、残り数百メートルで進路を一気に外にとって前の馬を差しきったことでも有名なレースです。このとき、ジェンティルドンナをブロックして進路を塞ぎ、そして差しきられたのがシリュスデゼーグルなのです。
これがきっかけでシリュスデゼーグルのことを調べて、驚きました。ジェンティルドンナの強さを改めて認識させられるくらい、シリュスデゼーグルもまた強い馬だったのです。
シリュスデゼーグルは9歳まで現役を続けましたが、4歳から7歳までを中心にどのような活躍をしたか、その一部を紹介します。海外競馬にあまり興味のない人は、ジャパンカップ9着が実力と勘違いしているかもしれませんが、まさにそれは勘違いです。
~健闘したレース~
①フランケル '12英チャンピオンS(G1)で1着フランケルに「1 3/4馬身」差2着
②ゴルディコヴァ '11イスパーン賞(G1)で1着ゴルディコヴァに「クビ」差2着
③ジェンティルドンナ '14ドバイSC(G1)で1着ジェンティルドンナに「1馬身半」差2着
④プリンスビショップ '10コンセイユドパリ賞(G2)で1着プリンスビショップに「クビ」差2着
⑤サラフィナ '11サンクルー大賞(G1)で1着サラフィナに「クビ」差2着
~先着したレース~
①トレヴ '14ガネー賞(G1)で2着トレヴに「短首」差1着
②フリントシャー '14コロネーションC(G1)で2着フリントシャーに「2馬身」差1着
③セントニコラスアビー '12ドバイSC(G1)で2着セントニコラスアビーに「クビ」差1着
④ソーユーシンク '11英チャンピオンS(G1)で2着ソーユーシンクに「3/4馬身」差1着
⑤スノーフェアリー '11英チャンピオンS(G1)で3着スノーフェアリーに「3/4+1/2馬身」差1着
こうして見ると、本当に息の長い活躍をしたと思います。特に、2013年(7歳)に一度調子を落としているにも関わらず、ドバイシーマクラシックでジェンティルドンナ相手に2着になると、直後ガネー賞(2着トレヴ)→イスパーン賞→コロネーションC(2着フリントシャー)とG1競走3連勝したことについては、底力を感じます。
引退後は、C.スミヨン騎手に引き取られたというのも、この馬のある種の凄さです。