NECESSARY EVIL

生まれ変わりました。necessary evilとしての人間になりたいです。百合作品を筆頭に、アクション映画、アニメ、マンガ、ゲーム、野球など雑多に書きますね。

アクション映画、アニメ、マンガ、ラノベ、ゲーム、野球など、とにかく色々。
統一感は無くとも情熱は本物です。
デザインはテーマ流用なので深い意味はないです。。。

パワーブレイド(Power Blade) まとめ

こんにちは、湊柚子です。

 

近年、日本でも若干の注目を集め始めている韓国競馬。その韓国で、2頭目(1冠目がKRA杯マイルになってからは初めて)の三冠達成を成し遂げたのが、パワーブレイド(Power Blade)です。

デビューから引退まで、集められる限りのデータや勝利レースの動画などを掲載しています。

 

パワーブレイド(Power Blade)

f:id:YuzuMinato:20190315214930j:plain

【品種】サラブレッド
【性別】牡
【毛色】鹿毛
【生年月日】2013年3月24日
【血統】別欄参照
【調教師】Kim Young Kwan(韓国)
【馬主】Kimbyeongjin
【生産】Kim Jung Du
【総賞金】3,106,190,000₩(1₩=0.098334円/305,444,087.46円)
【成績】22戦9勝(重賞6勝)

 

 

☆血統

f:id:YuzuMinato:20190316200654p:plain


 

 

☆戦績

f:id:YuzuMinato:20190316202155p:plain



 
☆勝利レース動画(三冠+G1のみ)

youtu.be

KRAカップマイル(G2)

 

youtu.be

コリアンダービー(G1)

 

youtu.be

農林水産食品部長官杯(G2)

 

youtu.be

グランプリ(G1)

 

 

 

☆韓国競馬とパワーブレイドについて

冒頭でも述べたように、近年、日本でも韓国競馬への関心が多少高まっており、実際に日本馬と韓国馬が対決する場面が増えてきました。南関競馬の所属馬が韓国で行われた交流競走で勝利したり、JRA初の韓国遠征となったエスメラルディーナはトゥクソム杯(G3)を制しました。また、G1競走のコリアカップでは、2016年の創設から三連覇しています(第1回クリソライト→第2,3回ロンドンタウン)。クリソライト、ロンドンタウンは共にJRAG1未勝利馬ですが、それでも韓国G1では影も踏ませぬ圧勝劇を披露しました。

このような傾向からも、日本競馬に比べて韓国競馬のレベルが低いことは明らかですが、一方でそのことを殊更に強調する風潮があることは非常に残念です。韓国競馬の分析をする上でレベルの差を強調する必要があるならわかりますが、単に交流競走の結果を記事にするだけなのに、「韓国競馬、日本馬にお手上げ!」などとタイトルをつける必要性があるとは思えません。恐らくは日韓関係の問題が背景にあるのだと思いますが、普通の海外遠征であればつけないようなタイトルを日韓交流の時だけつける姿勢は、競馬と政治思想をいたずらに結びつけ、日本競馬界の価値を貶めるものだと思います。

そんな思想的問題を韓国競馬から切り離し、純粋に韓国競馬に目を向けると、パワーブレイドに出会うことができます(「韓国」馬だと一括りにしていては気づけない存在です)。パワーブレイドの特徴は、韓国三冠馬であるということ、日本馬にも食い下がる強さ、そして海外遠征の経験です。

韓国三冠は他の国に比べて距離の差が小さいので、他の国と比べると難易度は下がるかもしれませんが、それでも、決まった3つのレースをすべて勝利するというのは凄いことです。

日本馬にも食い下がる強さというのは、コリアカップとコリアスプリントからわかります。いずれも完敗ではありましたが、コリアカップは三冠達成直後の3歳でしたし、コリアスプリントは約2年ぶりのスプリント(前走からの距離短縮400m)でしたから、それを考慮すると、十分な実力だと言えます。

そして、海外遠征の経験。これが一番特徴的です。韓国三冠馬と、日本馬に食い下がれる韓国馬、それぞれ別に1頭ずつ居ます(前者がJ.S.Hold、後者がTriple Nine)が、更に海外遠征までしているのはパワーブレイドくらいです。しかも、日本の南関競馬の交流競走ではなく、ちゃんとした国際格付けのあるアルマクトゥームチャレンジ(G2)で3着に入っています。パート2国の韓国競馬から、国際競走で3着内に入る馬が出てきたことは、韓国競馬にとっても喜ばしいことだと思います。