NECESSARY EVIL

生まれ変わりました。necessary evilとしての人間になりたいです。百合作品を筆頭に、アクション映画、アニメ、マンガ、ゲーム、野球など雑多に書きますね。

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統一感は無くとも情熱は本物です。
デザインはテーマ流用なので深い意味はないです。。。

スティール・サンダー 感想[映画]

こんにちは、湊柚子です。

 

ティール・サンダーの感想です。駄作ではなかったと思います。


ティール・サンダー(原題: Black Water)

<キャスト>

スコット・ウィーラー:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
マルコ:ドルフ・ラングレン
キャシー・テイラー:ジャスミン・ウォルツ
エドワード・ローズ:アル・サピエンザ
キングスリー:アレクサンダー・バイシェルボイム
エリス・ライアン:アーロン・オコンネル
パトリック・フェリス:パトリック・キルパトリック
艦長:ジョン・ポジー
メリッサ・バラード:コートニー・ターク

 

<あらすじ>

CIAエージェントのスコット・ウィーラー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)が目を覚ますと、そこは潜水艦の中だった。隣室の謎の男マルコ(ドルフ・ラングレン)に状況を尋ねている最中、やってきた男たちに尋問室へ連れて行かれ、尋問が始まる。ウィーラーを潜水艦に閉じ込め、尋問を始めたのはアメリカ政府のパトリック・フェリス(パトリック・キルパトリック)。フェリスは、CIA機密情報の漏洩に関して調査していたウィーラー自身が裏切り者であると疑っていた。なかなか情報を吐かないウィーラーにしびれを切らすフェリスは、随行していたCIA職員エドワード・ローズ(アル・サピエンザ)に尋問をさせるが…。

 

<感想>

冒頭で言ったとおり、駄作ではないというレベルなのですが、ジャン=クロード・ヴァン・ダムドルフ・ラングレンがちゃんとメインとして活躍しており、かつ観れるレベルの映画は貴重なので、ストーリーに相当こだわらなければオススメとなります。

ストーリー背景は、「潜水艦という狭い舞台で、6つの立場が交錯する」とまとめられるのですが、これのおかげで飽きずにそこそこテンポ良く観ることができるんですよね。6つの立場は、主人公のウィーラー(とマルコ)、ウィーラーを尋問するフェリスを筆頭とするアメリカ政府、別の目的を潜めながら尋問に随行したエドワードを筆頭とするCIA職員、どの立場にも属さないが潜水艦クルーでもあるキングスリーを筆頭とする武装組織、警備員であるキャシーとライアン、そして潜水艦艦長ダロウズとその部下。ネタバレにならない程度に書くのも難しいくらい、流れと共に各々が様々な行動を取るのですが、とりあえず、アメリカ政府側が早々にアウトします。なので、結果的にはウィーラー側、エドワード側、どちらにつくか悩む側の3つの立場になります。

公式サイト等のあらすじがほとんど全体を説明してしまっているので、ストーリーはこれ以上書くことはないです(笑)。実際に観る価値が薄れてしまいますからね。一応、「驚きの展開」は用意されていますが、アクション映画をいくつか観ている人であれば予想つくレベルです。

アクションはそこそこでしょうか。ストーリーの流れとテンポのおかげで気づきませんでしたが、ヴァン・ダムらしい肉体派アクションはそこまで多くないです。そもそも傭兵や職員も数が多くないので、アクションが多くないのも致し方ないという感じです。

「ストーリーがつまらない」とか「アクションがつまらない」とか、このような批判は他の人がいくらでもしているので、私なりに気になった細かい点を挙げるとすると、エドワードとマルコのキャラがあまり定まっていないということでしょうか。エドワードは、わりとあっさり相手を殺してしまうわりには、時々「殺しはあんまり好きじゃ無い」みたいな態度が少々見受けられるので、そこがブレている感じがします。マルコについては、ドルフ・ラングレンじゃなければ相当陰薄いキャラだと思いますね。ウィーラーがマルコに助けを依頼した時にマルコの正体が明らかになるのですが、それが全く活かされていないです。味方になってくれるやつでそこそこ戦えるやつだったら別にマルコでなくても良かったのでは?と思うぐらいしか活躍しませんからね。「メインでちゃんと活躍する」と書いたことと矛盾しているような気もしますが、(全然ドルフが活躍しないのにドルフ作品と謳っている作品と比べれば)スティール・サンダーはホントにまだマシなほうなんです。

ラストは「まあ良かったんじゃない?」と思えるだけマシです。