NECESSARY EVIL

生まれ変わりました。necessary evilとしての人間になりたいです。百合作品を筆頭に、アクション映画、アニメ、マンガ、ゲーム、野球など雑多に書きますね。

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統一感は無くとも情熱は本物です。
デザインはテーマ流用なので深い意味はないです。。。

ジェンティルドンナ ~Gentildonna's memorial~

こんにちは、伊吹柚子です。

 

 

今回は、競馬歴10年以上の私が最も愛する馬、ジェンティルドンナの記事です。

ジェラルディーナが悲願の重賞制覇を果たしたタイミングで、以前別ブログにて書いていた記事に、それなりの加筆修正を加えたものをこちらで再投稿します。

どちらかというと、当時を詳しく知らない方向けです(ウマ娘からのご新規方など)。

デビューから引退まで、集められる限りのデータや勝利レースの動画などを掲載しています。

(最終更新 2022/11/13)

 


ジェンティルドンナ -Gentildonna-

(※当時の写真データが残ってないので、当時の自身のツイートから保存しました)

【品種】サラブレッド
【性別】牝
【毛色】鹿毛
【生年月日】2009年2月20日
【登録日】2011年5月4日
【登録抹消日】2014年12月28日
【血統】別欄参照 
【調教師】石坂正栗東
【馬主】サンデーレーシング
【生産者】ノーザンファーム
【出資額】一口85万円(総額3,400万円)
【総賞金】1,726,030,400円
【成績】19戦10勝
【馬名の意味】貴婦人(イタリア語)

 

 

☆血統

近親:ドナウブルー(重賞勝ち鞍は、京都牝馬S関屋記念。産駒にドナウデルタ

ジェンティルドンナのきょうだいについては、netkeiba「ドナブリーニ」を参照のこと。

 

 

POG紹介

www.sundaytc.co.jp

目を閉じても馬体のラインを思い出せるほど、一瞬で人目を引きつける美しい佇まいが本馬の特徴です。…(サンデーTCより)

 

 

☆総合成績

 

 

☆レース備考

シンザン記念

 先行差し切り。1人気4着トウケイヘイローは後に重賞4勝+香港カップ2着。

チューリップ賞

 熱発明けで末脚振わず。勝ったハナズゴールはその末脚と血統、馬主から人気を博し、後に京都牝馬Sと豪州G1を制覇。2歳女王ジョワドヴィーヴル3着。

桜花賞

 2人気ながら実質的な評価は低かったが、4角10番手から差し切り勝ち。2歳女王ジョワドヴィーヴル6着。

優駿牝馬オークス

 桜花賞以上に実質的な評価は低かったが、4角15番手から5馬身差千切って差し切り勝ち。次週のダービーより速い走破タイムを出した(レコード、2着ヴィルシーナはダービーより遅い)。4着アイムユアーズは後にクイーンS連覇。

ローズステークス

 先行逃げ切り。ヴィルシーナ2着。

秋華賞

 先行逃げ切りを図ったヴィルシーナを、4角10番手から差し切り勝ち。5着チェリーメドゥーサが途中でマクって大逃げする波乱の展開だった。ヴィルシーナはこれで4戦連続でジェンティルドンナの2着。次走もエリザベス女王杯で2着となるが、後にヴィクトリアマイルを連覇。3着アロマティコは後に牝馬重賞戦線で活躍。

ジャパンカップ

 直線で垂れてきたビートブラックと内にヨレてきたオルフェーヴルに挟まれて進路が無くなったが、オルフェーヴルを強引に退けて進路を取りに行き、オルフェーヴルと競り合いながらもハナ差差し切り勝ち。3着ルーラーシップはQE2世Cを制覇するなどこの年がピークだった。この年のダービー2着馬で後に天皇賞春を連覇するフェノーメノは5着。凱旋門賞馬ソレミアが14着。

ドバイシーマクラシック

 セントニコラスアビーの2着。セントニコラスアビーは次走コロネーションCを3連覇するなど生涯で欧米G1を6勝。4着ドゥーナデンは香港ヴァーズなど国際G1・3勝、6着シャレータは凱旋門賞2着のほか欧州G1・2勝。

宝塚記念

 宝塚記念特有の馬場に適応できず3着。勝ち馬ゴールドシップは後に宝塚記念を連覇するなどパワーを要するG1を得意とし、G1・6勝の実績を持つ。フェノーメノは4着。

天皇賞

 先行馬総崩れの中で唯一粘ったが、ジャスタウェイの末脚に屈して2着。ジャスタウェイはG3しか勝ち鞍がなかったがこのレースで覚醒し、後にドバイDFドバイターフ)と安田記念を制した。2010年ダービー馬で前年の覇者エイシンフラッシュは3着、シンザン記念以来の対決となったトウケイヘイローは10着。

ジャパンカップ

 史上初のジャパンカップ連覇。逃げ馬不在で勝ちタイムが非常に遅くなったことが話題になった。2着デニムアンドルビーは後に宝塚記念で2着。ヴィルシーナは7着、押し出されて逃げたエイシンフラッシュは10着、ゴールドシップは15着だった。

京都記念

 先行するも全く粘れず6着。勝ったデスペラードは後にステイヤーズS連覇。4着ラキシスは後にエリザベス女王杯を勝ち、産経大阪杯ではダービー馬キズナに完勝した。

ドバイシーマクラシック

 直線進路を失いながらも差し切り完勝。2着シリュスデゼーグルの鞍上C.スミヨンはジェンティルドンナを意識して進路を塞いだが完敗だったと述べた。そのシリュスデゼーグルは生涯で欧州G1・7勝の名馬。次走のG1ガネー賞では、オルフェーヴルに圧勝するなどして凱旋門賞を連覇したことで知られる名牝トレヴに勝利し、3走後のG1コロネーションCでは、トレヴゴールデンホーンを相手に凱旋門賞で2着2回のほか欧米G1・4勝の実績を持つ名馬フリントシャーに勝利した。また、2012年のドバイシーマクラシックでは前述のセントニコラスアビーに勝利している。

宝塚記念

 全く振わず9着。2着カレンミロティックは後に天皇賞春で2度穴を開けた。3着ヴィルシーナはこのレースでジェンティルドンナに生涯唯一先着した。長らくオルフェーヴルのライバルだったウインバリアシオンは7着。11着メイショウマンボは前年の変則三冠牝馬として人気を博したが、このレースから引退するまで19戦して2桁着順18回と苦しんだ(川崎のJpn3で6着になったのが唯一の1桁着順)。

天皇賞

 4角3番手から粘り込むも、スピルバーグに差し切られる。スピルバーグは生涯を通して唯一の重賞勝ち鞍がこのレースになった。3着イスラボニータはこの年の皐月賞馬。前年の菊花賞馬で次走ジャパンカップを制覇するエピファネイアは6着。フェノーメノは14着。

ジャパンカップ

 史上初の同一G1三連覇を狙うも、伸びを欠き4着。2着ジャスタウェイ、3着スピルバーグ。5着ハープスターは異次元の末脚で人気を博し、札幌記念ゴールドシップに勝ったり、凱旋門賞に出走したりした(6着)が、G1タイトルはこの年の桜花賞のみだった。この年のダービー馬ワンアンドオンリーが7着。8着フェノーメノ、9着イスラボニータ、11着デニムアンドルビー

有馬記念

 良績のない右回り、初距離初コースだったが、先行粘り込みで有終の美。2着トゥザワールドはこの年の皐月賞2着馬で、次走豪州G1でも2着。兄トゥザグローリーはこの馬同様に2011年の有馬記念で穴を開けている。3着ゴールドシップは次年の有馬記念で引退(8着)。4着が同じく引退レースのジャスタウェイ。5着エピファネイアは次走ドバイWCに挑戦するも惨敗し引退。6着ラキシス。8着で同じく引退レースのトーセンラーは、マイルCSの勝ち馬で、皐月賞オルフェーヴルの3着。9着デニムアンドルビーは次走フェブラリーSでダート挑戦も惨敗。10着フェノーメノ、12着ウインバリアシオン、13着ワンアンドオンリージェンティルドンナの3歳時のライバル・ヴィルシーナもこのレースが引退レース。逃げてペースを作り14着。結果的にはライバルが有終の美を飾るためのペースメーカーになったという美談にもなってます。15着メイショウマンボ

【現役総評】

 この馬のピークは秋華賞だと思います(少なくとも3歳時です)。同年のジャパンカップでは先行してましたけど、あれは騎手の意志だけでなく、下降による先行型へのチェンジだと思われます。重馬場が苦手で、右回りも性に合わない感じでした。そして何より叩き良化型。前哨戦を使わないレースは悉く負けてます。それゆえ、もしこの馬が早熟ではなく、ぶっつけ本番も行けるタイプの馬だったら、もっと偉大な馬になっていたと思います。

 

☆データ

勝率 0.526
連対率 0.736
複勝率 0.789
東京競馬場 (3,2,0,1)
阪神競馬場 (3,0,1,1)
京都競馬場 (2,1,0,1)
中山競馬場 (1,0,0,0)
メイダン競馬場 (1,1,0,0)
良 (10,3,1,2)
稍重 (0,0,0,1)
不良 (0,1,0,0)
右回り (6,1,1,2)
左回り (3,2,0,1)
岩田康誠 (4,2,1,1)
R.ムーア (2,0,0,1)
戸崎圭太 (1,1,0,0)
他騎手 (2,1,0,1)
上り3F順位 (3,2,6,7)※計測不能含む
最大着差 5馬身(-0.8)

 

 

☆主な達成記録(達成年)

年度代表馬(2012年)
②最優秀3歳牝馬(2012年)
③ワールドサラブレッドランキング122WTR(31位タイ)(2012年)
④WTR3歳芝トップ(2012年)
⑤史上4頭目の3冠牝馬(2012年)
ジャパンカップ初の3歳牝馬勝利(2012年)
ジャパンカップ史上初の連覇(2013年)
⑧最優秀4歳以上牝馬(2013年)
牝馬最多獲得賞金(2013年)
⑩史上最多の国際GⅠ7勝(2014年)
⑪総合獲得賞金歴代2位(2014年)
牝馬初の主要4場GⅠ制覇(2014年)
牝馬初のJC・有馬両制覇(グレード制導入後)(2014年)
⑭史上5頭目牝馬初の「引退レースと明言して」有馬記念を勝利(2014年)
年度代表馬(285票中231票)(2014年)
⑯最優秀4歳以上牝馬(満票)(2014年)
⑰史上2頭目牝馬による2度の年度代表馬(2014年)
平成28年度顕彰馬(198票中149票)(2016年)

 

 

☆レース後のジョッキーコメント

①2歳新馬 2着
M.デムーロ騎手
「こういう馬場なので外の方がいいのではと思いましたが、勝ち馬が内を通っていましたから、そちらを通った方が良かったのかもしれません。力があるのでチャンスはすぐに来るでしょう」

②未勝利 1着
I.メンディザバル騎手
「取りこぼしのないようにいい位置につけて行きました。馬が競馬を分かっていて、直線も自分で抜けて行きました。私は何もしていません」

シンザン記念 1着
C.ルメール騎手
「スタートよく、しっかりとした二の脚もあったので、いいポジションからレースを進めることができました。直線に向いてからうまく前も開きましたし、いい脚を使って抜け出してくれました。能力も高いので、クラシックにも期待を持てる馬だと思います」

チューリップ賞 4着
岩田康誠騎手
「道中の折り合いも気になりませんでしたし、能力のある馬です。今日は、どんな脚を使うのか見たかったのですが、熱発明けでも最後は詰めて来ています。次はもっと反応が良くなるでしょう」

桜花賞 1着
岩田康誠騎手
「本当に具合が良く、自信を持って乗りました。スタート良く、折り合いもバッチリでした。もっと前にも行けましたが、アイムユアーズサウンドオブハートを見ながら最高のレースが出来ました。まだまだ仕上がり途上で、冷静で賢い馬、今後また鍛えていけると思います。素直なところがいいですね。次走も自信を持って挑めます」

優駿牝馬オークス) 1着
川田将雅騎手
「強い馬に乗せていただいて、結果を出せてよかったです。初めての府中でテンションが上がるのではないかと心配しましたが、大丈夫でした。レースではヴィルシーナミッドサマーフェアをマークして2頭のことだけを考えていきました。3番人気だったのは乗り替わったこともあるし、まだ信頼されていないんだなと思いましたが、桜花賞馬でも自分にプレッシャーはなく楽しめました。抜け出すのが早く、突き抜けたのはわかりましたが、また何かに来られたらと思い、最後まで追いました。三冠につながる切符を手に入れることができたので、これからも応援して下さい」

ローズステークス 1着
岩田康誠騎手
「完勝しなければいけないレースで、責任を果たせました。京都内回り2000mは後ろからでは間に合わないケースもあるので、今日のようなレースを教える必要がありました。次はもっと反応がよくなると思いますし、3冠に向けて無事にいって欲しいです」

秋華賞 1着
岩田康誠騎手
「この馬にはいろいろ教えられることが多く、今日は勝たなくてはいけないレースでした。返し馬でワガママしたように、まだ若いところはありますが、まだ先を見据えるところのある馬。次の走りをまた見て欲しいです。1コーナーから外を回った分もありますが、最後きわどくなりました。追い出すときにズブい感じを見せましたが、オークスのときのような脚を使う馬だと信じていました。差し返されたような形になりましたが、抜け出してから遊んだところがありました。これからもっとパワーをつけて古馬に挑みたいですね。ブエナビスタと比較されますが、今日の走りはブエナビスタに匹敵するものがありました。これからこの馬の本来を姿を見せて、力を証明したいと思います」

ジャパンカップ 1着
岩田康誠騎手
オルフェーヴルとの叩き合いを制することが出来たのはすごいことですが、逃げ馬を交わす時に微妙な進路取りになり、接触したことは申し訳ないと思っています。8枠からのレースは腹を括っておかないといけないと考えていました。道中は絶好のポジションで、4コーナーまでは完璧でした。接触がなかったら…と思います。自分の気持ちがレースに出てしまったのかもしれません。悔いが残ります。53キロを生かしたレースをしたいと思っていました。馬場状態を考えるとインコースを取りたい一心でした。前を早めに飲み込む形を想定し、オルフェーヴルも前にはいないレースを想定していました。これで負けたら仕方がないと思っていましたし、この馬が底を見せていないことが証明出来ました。彼女の本気を初めて見せてくれました。オークスの走りは良かったと改めて思いますし、東京の左回り、最高の馬場で結果が出ました。お疲れ様です、と馬には言いたいです。本当にファイトを持っている馬です」

ドバイシーマクラシック 2着
岩田康誠騎手
「悔しいです。日本と違うゲートに戸惑い、出遅れてしまいました。弾むように走っていたので、芝は問題なかった。最後も捕まえられると思ったのですが、道中掛かっていた分、伸び切れませんでした。それでも世界と戦える手応えはつかめましたし、次はもっと強いジェンティルを見せたいです。」

宝塚記念 3着
岩田康誠騎手
「少し力む面があり、ハミを噛んでいました。さらに重い馬場で切れ味を殺がれました。それでも頑張ってくれると思ったのですが...」

天皇賞秋 2着
岩田康誠騎手
「スタートがよすぎたのですが、出たなりで位置取りはどこでもいいと思っていました。道中も力まないでレースができました。強かったですが、勝った馬の脚が違いすぎました。しかし、この馬もさらによくなると思います」

ジャパンカップ 1着
R.ムーア騎手
「この馬に乗せていただき、非常に幸運でした。ジャパンカップを連覇できて嬉しいです。道中、早めに前へ行ってしまい心配でしたが、彼女がよくがんばってくれました。今年になって勝ち星はありませんでしたが、常に悪い結果はなく、率直に彼女の力を信じて乗りました」

京都記念 6着
福永祐一騎手
「ゲートで潜って、戻ったところでゲートが開きました。その影響で、乱れたリズムの修正に時間が掛かりました。道中は2~3番手で抑えの利いたレースが出来ましたが、トゥザグローリーが動いて行った時には余力がありませんでした。前に壁を作った方が良かったのかな...。でも馬は最後までよく頑張ってくれました」

ドバイシーマクラシック 1着
R.ムーア騎手
「楽な競馬になりました。終いにいい脚を残したいと思っていたので、期待通りの競馬をしてくれました。本当にいい牝馬です。」

宝塚記念 9着
川田将雅騎手
「ゲートを上手に出てくれましたし、道中は折り合いもつきました。『前にカベを作って競馬をする』という陣営の指示通りに運べました。向正面で目標をゴールドシップに切り替えたのですが、3コーナーで手応えが怪しくなって、終いはバタバタになってしまいました」

天皇賞秋 2着
戸崎圭太騎手
「返し馬から落ち着いていて、いい雰囲気でした。もう少し広い進路を取れれば良かったのですが、よく頑張っています。まだ衰えはありません」

ジャパンカップ 4着
R.ムーア騎手
「馬場が緩くてつかむことが出来ませんでした。加速が出来ない上に、例年と違うスタミナ比べになってしまったのが残念でした」

有馬記念 1着
戸崎圭太騎手
「今日はジェンティルドンナの最高のパフォーマンスをファンに見せようと思っていました。前回の天皇賞(秋)で賢くて乗りやすい馬だと分かりましたし、枠順も良く、不安なくレースに臨めました。
レースでは先行してしぶとさを生かすことを考えていましたが、前に壁が作れず、初めは多少気負うところはありましたが、我慢してくれていいリズムで行けました。先頭に立ってからは後ろからの馬の足音も聞こえてきましたが、最後の力を振り絞って頑張ってくれました。最高の牝馬だと言っていいと思います。
僕自身は、今年GIを勝てずに悔しい思いをしていましたが、ジェンティルドンナに助けられました。これで引退しますが、今後もこの馬を見守って欲しいと思います」

 

 

☆最終追い切り

①2歳新馬 2着
最終追い切り:不明

②未勝利 1着
最終追い切り:栗坂併せ馬終い一杯52.0-37.9-25.0-12.5

シンザン記念 1着
最終追い切り:栗坂併せ馬終い強め53.5-39.1-26.4-13.6

チューリップ賞 4着
最終追い切り:栗坂併せ馬終い一杯56.3-41.2-26.9-13.5(重)

桜花賞 1着
最終追い切り:栗坂併せ馬終い一杯53.6-39.5-26.6-13.7(不)

優駿牝馬オークス) 1着
最終追い切り:栗坂単走終い強め52.5-38.6-25.1-12.3

ローズステークス 1着
最終追い切り:栗坂単走終い一杯52.4-38.6-25.4-12.5

秋華賞 1着
最終追い切り:栗坂単走終い強め53.7-39.0-25.1-12.1

ジャパンカップ 1着
最終追い切り:栗坂単走終い強め53.0-38.9-25.6-12.8(稍)

ドバイシーマクラシック 2着
最終追い切り:なし

宝塚記念 3着
最終追い切り:栗坂単走終い強め51.8-37.7-24.5-12.3

天皇賞秋 2着
最終追い切り:栗坂単走終い強め53.7-39.2-25.3-12.5(稍)

ジャパンカップ 1着
最終追い切り:栗坂単走終い強め53.8-39.4-25.6-13.0

京都記念 6着
最終追い切り:栗坂単走終いハミ掛け53.5-39.0-25.8-12.9(稍)

ドバイシーマクラシック 1着
最終追い切り:なし

宝塚記念 9着
最終追い切り:栗坂併せ馬川田終い強め51.3-37.3-24.3-12.2

天皇賞秋 2着
最終追い切り:栗坂単走馬なり52.9-38.8-25.1-12.5

ジャパンカップ 4着
最終追い切り:栗坂単走終い気合53.3-39.1-25.7-13.0

有馬記念 1着
最終追い切り:栗坂併せ馬馬なり54.5-39.8-26.1-13.3

 

 

☆引退式の模様(筆者自筆)

 引退式は、有馬記念当日のレース後、とんねるず石橋貴明さんのトークショーの後17時から行われました。

 司会は元JRA騎手の細江純子さんと、フジテレビの福原アナウンサー。登壇したのは、石坂正調教師、サンデーレーシング吉田俊介代表、岩田康誠騎手、川田将雅騎手、戸崎圭太騎手、井上泰平調教助手、日迫真吾厩務員。各登壇者へのインタビューが終わった後、R.ムーア騎手からのビデオメッセージも流れました。また、ノーザンファーム代表の吉田勝己氏から、初交配相手がキングカメハメハハービンジャーになると発表されました。

 最後は、細江さんの声かけにより、ファンからジェンティルドンナとの別れを惜しむ声が次々と上がり、お別れとなりました。

 

 

☆繁殖成績

モアナアネラ(2016年産・牝馬・父キングカメハメハ)=20戦3勝(3勝クラス在籍)

ジェンティルドンナの2017(牡馬・父キングカメハメハ)=デビューせず

ジェラルディーナ(2018年産・牝馬・父モーリス)=現役(G1エリザベス女王杯ほか)

マリーナドンナ(2019年産・牝馬・父ロードカナロア)=現役(未勝利在籍)

ジェンティルドンナの2021牝馬・父モーリス)=デビュー前

 

 

【繁殖入り初期の当時の記録】

2015/1/26
JRA賞授賞式で、キングカメハメハとの交配が示唆されました。

2015/3/4
キングカメハメハとの交配をしました。

2015/3/20
キングカメハメハの仔を受胎したことが報告されました。

2016/2/15
キングカメハメハの仔を出産したことが明らかになりました。
このまま順調にいけば、母を管理していた石坂厩舎に入厩することになりそうです。

2017/1/16
日本と香港で圧倒的な強さを見せつけたGⅠ6勝馬モーリスの花嫁候補がジェンティルドンナであることが明らかになりました。

 

 

☆その他雑記

2015/1/19
ジェンティルドンナ陣営を代表して石坂調教師が南相馬市役所を訪れ、400万円を寄付しました。これは、ファン投票上位馬の有馬記念特別出走奨励金からなされたものです。

2015/2/26
ジェンティルドンナへの安平町特別栄誉賞授与が決まったことに際し、安平町の早来町民センター大ホールにおいて、ジェンティルドンナの功績を称える、安平町特別栄誉賞贈呈式・祝賀会「感動をありがとう!ジェンティルドンナ~史上最強の貴婦人を称える夕べ~」が開催されました。
競走馬のふるさと案内所・馬産地ニュースより)

2016/9/12
ジェンティルドンナ平成28年度顕彰馬に選出されました。平成7年4月1日から平成27年3月31日の間に競走馬登録を抹消した馬という、かなり多くの馬が対象となる中で、ロードカナロアブエナビスタキングカメハメハといった名馬を上回っての選出。

ジェンティルドンナ:競馬の殿堂 JRA

2017/7/11
ジェンティルドンナの全妹に当たるドナブリーニの2017が新規参入のDMM.comによって3億7000万円という超高額で落札されました。

2017/9/24
某競馬雑誌にて、香港の天才ジョッキーであるJ.モレイラ騎手が、印象的な日本馬として、モーリスとロードカナロア、そしてジェンティルドンナの名前を挙げていました。ドバイでの末脚を観て乗ってみたかったとのこと。

2022/11/13

ついに産駒のジェラルディーナがエリザベス女王杯にて、G1勝利。外枠と馬場が合っていたとの見解が多いですが、それにしても、成長途上で重馬場を大外回してG1を完勝できるのは能力以外の何物でもないと思います。ジェンティルドンナ自身は右回りも重馬場も得意ではなかったので、同じく歴史的名馬である父モーリスの適性も上手く受け継いで、相当なポテンシャルを持っていそうです。

Geraldina Wins QE II Cup in Japan; Magical Lagoon Last - BloodHorse

【エリザベス女王杯結果】ジェンティルドンナの仔ジェラルディーナが差し切ってGI初制覇 - netkeiba

 

 

☆Introduction of GENTILDONNA (In English) ※筆者訳なのでたぶん誤訳あります
GENTILDONNA is a Japanese female throughbred racehorse sired by DEEP IMPACT. When she was 3 years old, she won the Japanese Fillies Triple Crown (the Oka Sho, the Yushun Himba, the Shuka Sho) and the Japan Cup. It was the first time that 3-year-old filly became a winner of the Japan Cup. In 2013, she won the Japan Cup again and became the first horse who won the race 2 years in a row. She couldn't won the next year's Japan Cup, but won the Dubai Sheema Classic and the Arima Kinen (which was her retirement race) in 2014. She was voted Japanese Horse of the Year in 2012 and 2014. After starting her career as a broodmare, she was inducted in the JRA Hall of Fame in 2016.

 

 

☆Introducción sobre GENTILDONNA (En Español) ※筆者訳なのでたぶん誤訳あります
GENTILDONNA es una yegua purasangre inglés de Japón. Su nombre significa "Dama". Su padre es DEEP IMPACT que es muy famoso en Japón. Ella ganó La Triple Corona para unas yeguas (la Oka Sho, Yushun Himba, Shuka Sho) y Japan Cup cuando tuvo 3 años. En 2013, de nuevo ganó la Japan Cup. El siguiente año venció la Dubai Sheema Classic y Arima Kinen. Ella fue elegido al Caballo de Japón del Año (Japanese Horse of the Year / JRA 年度代表馬 (nendo daihyoba)) dos veces. Y fue escogido al JRA Salón de la fama (the JRA Hall of Fame / JRA 顕彰馬 (kenshoba)).

 

 

※参考・出典

JRA

Wikipedia

netkeiba.com

・Racing Post

・Pedigree Online Thoroughbred Database

・ウマニティ

・サンデーサラブレッドクラブ

競走馬のふるさと案内所

優駿達の蹄跡 - 競馬データベース

 

 

 

 

 

 

以上

 

 

 

 

伊吹 柚子(Ibuki Yuzu) 嫌われ者の実力者が大好き