NECESSARY EVIL

生まれ変わりました。necessary evilとしての人間になりたいです。百合作品を筆頭に、アクション映画、アニメ、マンガ、ゲーム、野球など雑多に書きますね。

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デザインはテーマ流用なので深い意味はないです。。。

コンフィデンシャル/共助 感想[映画]

こんにちは、湊柚子です。

 

コンフィデンシャル/共助の感想です。公開前から気になってた映画ですが、結局はBDをレンタルして観ました。


コンフィデンシャル/共助(原題:공조)

<キャスト>

イム・チョルリョン:ヒョンビン
カン・ジンテ:ユ・ヘジン
チャ・ギソン:キム・ジュヒョク

 

<あらすじ>

北朝鮮の刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)は極秘任務についていたが、その最中に上官チャ・ギソン(キム・ジュヒョク)の裏切りに遭う。ギソンはチョルリョンの仲間と愛する妻を殺し、偽札の銅版を持ってソウルへ逃げる。ギソンを捕え、銅版を確保するよう命令されたチョルリョンは、韓国の熱血刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)と組んで南北共助捜査を始める。

 

<感想>

私は嫌韓の気は全く無いので素直に言えますが、日本も韓国映画に見習うべきところはありますね。もちろん日本にも評価の高いアクション映画はありますが、この『コンフィデンシャル/共助』のような、ハリウッド驚愕!みたいに銘打って出せるアクション映画はほぼないでしょうね。

私がこの映画を借りようと思ったきっかけは、単に「韓国と北朝鮮の刑事がコンビを組むなんて、面白そうじゃん。一応観てみよう」と思ったからであって、そこまで期待してなかったのですが、完全に想像を超えてきました(想像が乏しいだけなのかもしれないですけど)。もともと、『アジョシ』だとか『甘い人生』だとか、韓国アクション映画には良い作品があるので、韓国映画界にポテンシャルがあるのはわかっていましたが、そのポテンシャルを発揮していると言えます。他人の評価に影響されたくないので、レビューは見ずに☆評価だけを見てますが、私は☆4.0くらいはあげてもいいと思います。

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 左がヒョンビン演じる北朝鮮の刑事イム・チョルリョン、右がユ・ヘジン演じる韓国の熱血刑事カン・ジンテ。チョルリョンは愛する人を奪われて復讐に燃えながらも冷静沈着な刑事、カンは家族を支えながら正義感を強く持って事件に挑む熱血刑事。対照的に描かれるこの二人、他のアクション映画のように簡単には交わらず、結構長いこと探り合いと反発が続くんですよね。それでもやはり、愛する人(家族)という点でシンパシーがあるので、徐々に協力していく。そのタイミングというかテンポというか、それが巧いです。巧いおかげで、退屈せずに、盛り上がる展開をいくつも差し込むことができたのだと思います。

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キム・ジュヒョク演じる最大の敵チャ・ギソン。めちゃめちゃ冷酷です。ネタバレにはならないので言いますが、一般人相手にも容赦ないです。最大の敵について、批判される映画に多いのは、1.最大の敵なのにあまり強くない、2.最大の敵なのに対して主人公と戦わない、3.変なタイミングで死ぬ、というものですが、この映画にはそのような欠点はありません。最後までしぶとくしつこい敵です。

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ただ、この映画にも、個人的にちょっと気になる点が2つありました。1つ目はカーアクションです。この写真のシーンは特に問題はないのですが、トンネル内でのシーンが微妙にCGくさい。

2つ目は北朝鮮の対応です。ちょっと甘い感じがしますね。メディアを介した現実の北朝鮮に対する認識を元にすると、チョルリョンは生かされてないのでは?、ラストシーンまでたどり着けないのでは?と思ってしまいます。

とはいえ、全体的な完成度の高さからして、不満を抱くまでには至らなかったです。

ヒョンビンのアクションを見るだけでも価値がありますよ。好きな俳優が出ていればストーリーの粗はそこまで気にしないビジュアル重視、というタイプの人ならなおさら見るべきですね。