徒然日和 1巻 感想[百合作品]
こんにちは、湊柚子です。
百合作品の感想です。
徒然日和(1巻)
[著者] 土室圭
[出版] 百合姫コミックス
[あらすじ] 田舎の女子高生は好きですか?友達以上恋人未満な女子高生4人組が送る、
田舎のまったりスクールライフ。 特別なことは起きないけれど、 この日々はきっと"とくべつ" (Amazonより)
タイトル、あらすじ、デザインからしても、よくある日常系のような感じがしますし、実際に日常系なのは変わりないんですが、さすがは百合姫コミックスというべきか、百合の要素をひっそりと感じますね。あらすじには友達以上恋人未満とは書いてありますが、桜Trickや総合タワーリシチのようなレベルでの友達以上恋人未満がしばらく続くというわけでもないです。ほんとに、ひっそりなんです。
カップリングは2組。恐らく主人公的な扱いの小春と、小春の幼い頃の友達である真冬。同じく小春のかつての友人である七揶と実里。
高校で七揶・実里と再会した時と、東京から来た美人のクラスメイトが実は真冬であると本人から伝えられた時の小春の態度は、さほど変わらないのですが、一方、真冬のほうは、早い段階から積極的に小春に関わっていこうとします。まあこの程度であれば普通の日常系でもありがちですが、後半に行くにつれて、小春の真冬への態度も親密度が高くなっていくので良いですね。
小春と真冬の関係性ももちろん良いのですが、百合感は七揶と実里のほうが強いです。七揶と実里は同棲してます。しかも、お互いを信頼しあっている感じの。これは百合的に期待できると思いますよ。ただ、七揶は学校の女教師に少し興味が行っちゃってて、実里の一方的な好意になりかねないです。この二人のカップリングでの百合を観れるかどうかは、著者次第ですね(さすがに実里をほったらかしにするような展開にはならないと思いますが)。
相思相愛だが百合的には発展途上の小春×真冬、百合感は強いがまだ完全に相思相愛ではない七揶×実里。どちらが先にカップルとして成立するのか、あるいは友達以上恋人未満のスタンスのままで終わるのか、先が楽しみです(個人的には当然、相思相愛のカップル2組誕生を願います)。
百合要素ではないですが、真冬と七揶の絡みも微笑ましいですよ。
オススメですし、pixivで一部読めるので、お試しあれ。→pixivコミック 徒然日和